東京・江東区にある東京ビッグサイトで、国内最大級のものづくりの展示会が開かれています。ことしは新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけようと、対策を担う製品も目立っています。 全国の中小企業645社とウェブ出展の490社を集めた「新ものづくり・新サービス展」の会場には、新型コロナ対策の製品がずらりと並びました。飛沫(ひまつ)や花粉、ほこりなど99.9%の異物を簡単に取り除くことができる強力な吸引力のあるブラシは、衣服などに付いたウイルスも取り除けます。また、介護や医療現場向けに開発された「後付けの自動ドア」は、引き戸のつり下げ部分に専用の部品を着けることで、扉の開け閉めが自動でできるようになり、扉に手で触れる必要がありません。 感染対策の製品が多く並ぶ一方で「おうち時間」を満喫するための技術も展示されています。仮想空間と現実の世界をリアルタイムで合成する技術は、ステイホームしながら新たな感覚の旅行が楽しめそうです。また、小惑星「りゅうぐう」のサンプルを採取したカプセルが地球に帰ってきたばかりの「はやぶさ2」の実物大模型も展示され、日本独自の宇宙探査技術を確立するために多くの中小企業が技術力を集めた“日本のものづくり”の偉大さを肌で感じられます。 中小企業のものづくりのきらりと光る技術が詰まった展示会は12月9日(水)まで開かれています。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース